昭和49年に株式会社神戸製鋼所へ入社以来、42年余の長きにわたり、加古川製鉄所における製鉄設備の機械系保全工として業務に従事し、その間、技能の研鑽に精励するとともに、幾多の考案、改善を図り、安全確保および生産性向上に貢献してきた。
また、後継技能者の指導?育成にも尽力し、製鋼、連鋳、熱間圧延という広範な製鉄設備の安定稼動および改善活動において、熱意あふれる行動力と卓越した指導力により大きな成果を挙げ、現在も製鉄現場の機械保全の分野において、国内最高級の技能を発揮している。

この度、栄誉ある褒章を賜り、驚きとともに大変恐縮しております。
今回の受章は、若いころから指導を受けた上司?先輩、そして共に頑張ってきた仲間たちのおかげであり、職場を代表して頂いたものだと思います。また、家庭で支えてくれた妻や家族にも深く感謝しております。

これまで会社に育てて頂いた恩に報いるために、自分が得てきた経験や知識を後輩たちに伝えて行き、さらなる製鉄所の発展のために尽力して行く所存です。