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          プレスリリース

          *プレスリリースの内容は発表時のものです。販売が既に終了している商品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

          水熱源?空気熱源負荷追従自動制御型温水ヒートポンプ「HEM-3WAY」の開発?販売について

          ~世界初、最高85℃の温水と冷水の同時供給を冷水負荷変動の影響を受けずに実現~

          2014年1月27日

          株式会社神戸製鋼所

          当社はこのほど、世界で初めて最高85℃の温水と冷水の同時供給について冷熱負荷の変動影響を受けず常に温熱を安定的に供給可能にする、超高効率ヒートバランスヒートポンプ「HEM-3WAY」を、関西電力株式会社、東京電力株式会社と共同で開発しました。従来機と比較して約6割の省エネルギーを実現しており、本年4月から販売を開始します。

          食品?飲料?化学?輸送機械などの工場では、材料の殺菌や洗浄?薬液加温などに高温水を、冷却?冷房に冷水をそれぞれ循環させて利用する工程があります。従来は、温水は主にボイラによって、冷水は冷凍機によって供給されていました。また、温冷水を同時供給する設備がある場合も、従来の技術では、冷房負荷が減少するなど定められた温冷水の負荷バランスが崩れると、温冷水の同時供給が十分にできなくなるという課題がありました。
          一方で、省エネルギー化ニーズの高まりにより、工場では温水と冷水をひとつの機器で同時供給でき、かつ、冷水の使用負荷が変動してもこれに影響されず温水を安定供給できる技術開発が求められていました。

          こうした中、3社はこのほど、世界で初めて最高85℃の温水と冷水の同時供給と冷水負荷が変動しても常に温水を安定供給する温水供給ヒートポンプを製品化しました。本製品によりこれまでの課題は解決され、食品?飲料の殺菌や薬液の加温、機械部品等の各種温水洗浄など、温水を使用する多くの工程においてもヒートポンプシステムの適用範囲が拡大しました。
          また、新開発の高圧縮比?高温対応スクリュ圧縮機の搭載、冷水負荷に応じた冷媒分配制御の最適化など4つの新開発技術※1により、温水75℃と冷水7℃供給時に総合COP5.1※2を達成し、従来のガスボイラと冷凍機の組合せに比べ約6割の省エネルギーを実現可能にしました。

          なお本製品は、当社が本年4月から販売を開始します。またこれに先立ち、1月28日から31日に東京ビッグサイトで開催される「HVAC&R JAPAN 2014(ヒーバック&アール ジャパン)第38回冷凍?空調?暖房展※3」に出展します。

          当社は、高効率小型水冷ヒートポンプにおける国内リーディングカンパニーとして、水冷チラーの空調温度域から120℃以上のプロセス加熱用途の蒸気温度域まで幅広い温度域のヒートポンプ製品のラインナップを揃え、これまで1,000台を超える製品を供給し、ユーザーの省エネルギー?省スペース化に貢献してきました。今後も、より高性能な機器の開発?提供に努め、より多様化するユーザーニーズに対応して参ります。

          「HEM-3WAY」の主な特長は、以下の通りです。

          1. 年間を通して負荷変動に応じた冷温水を高い効率で供給
            工場内の冷水負荷が変動しても、冷水負荷不足分を空気熱源で補完し、自動追従制御にて常に省エネルギー運転と温水の安定供給が可能。
          2. コンパクト設計により工場内での分散設置が可能
            製品本体をコンパクトにすることで熱需要の近くに分散設置することが可能になり、これまでの蒸気配管ロスの低減が可能。
          3. エネルギー消費量を大幅に削減
            高いエネルギー効率(総合COP5.1)と本製品の分散配置による蒸気配管ロスの低減(主な特長2)により、集中配置が必要なボイラ+冷凍機と比較しランニングコストを約6割、エネルギー消費量を約6割削減、CO2排出量を約6割削減可能。 
          4. ピークカットとして消費電力抑制運転機能の搭載
            内蔵コントローラに消費電力の上限値設定や、外部信号により消費電力抑制運転を可能とした機能を搭載し、ピークカット運転を選択可能。

          ※1 4つの新開発技術
          高圧縮比?高温対応スクリュ圧縮機の搭載、冷水負荷に応じた冷媒分配制御の最適化、高温に適した冷媒の採用、高温対応の高効率ヒートポンプサイクルの構築。

          ※2 総合COP5.1
          温水を加熱する能力と冷水を冷却する能力との合計の能力(kW)を、運転時の消費電力(kW)で除した値で、この値が大きいほど省エネルギー性が高いことを示す。
          本製品の総合COP5.1とは、エネルギー投入量(消費電力)に対し、5.1倍の熱エネルギーが取り出せることを意味する。本製品の総合COP5.1は、温水温度が開発機の入口側で65℃、出口側で75℃かつ冷水温度が入口側で17℃、出口側で7℃の条件における値です。

          ※3 HVAC&R JAPAN 2014(ヒーバック&アール ジャパン) 第38回冷凍?空調?暖房展
          会期:2014年1月28日(火)~31日(金)10:00~17:00(最終日は16:00まで)
          会場:東京ビックサイト(東京都江東区有明3-21-1)
          主催:一般社団法人 日本冷凍空調工業会
          入場料:無料(登録制)

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                  品牌简介

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